精神状態を管理するステートマネジメント

以前、私は人前で話す機会が何度かありました。


会社で、同じ立場の店長の前で発表する時、

接客の勉強会を社員や契約社員に開催する時、

これまでやってきたことを大勢の人の前で発表するとき、

セミナーを開いて、受講生の方に話すとき


緊張しぃの私は、

たいてい前日の夜はほとんど寝ていない状況で当日を迎えていました。


「いつも通りにやればいいんだよ」「堂々と胸を張って話せばいいんだ」


言われていることは理解できるのですが、

心が整っていないのでしんどい思いをしていました。

話し方の講座に出ても、

どう行動したらよいかを学び、

実行しますが、

心はいつも落ち着かず、

毎回、えいやぁ!って感じで

気合だけで乗り切っていたんです。


終わった後は、本当にくたくた。

身体中のエネルギーを消耗しきってしまうか、

テンションがピークのまま元に戻れずに変な感じでした。

そこそこ乗り切ってしまえるので、

周りの人も、“緊張するなんて言っておきながら、できるんじゃん”って感じで、

人前で話す機会が増えるという、

何ともつらい経験を繰り返していました。

“人前で話したくない~”って思っていると、

脳は逆の現実を作るので、

「人前で話す」現実がやってくるんですよね。


ステートマネジメントという言葉をご存じですか?

自分の精神状態を管理していく。


お客様からは

「精神状態が管理で来ていたので、会議がうまくいきました」

「プレゼンが成功して成約に結びつきました」などの

お声をいただいている関わりです。

他にも「苦手な人とも普通に話せました~」などもあります。


例えば、私は人見知りなので、

初めての人と過ごすときはしばらく相手の観察に集中してしまって、

自分のことをあまり話せなくなっていました。

(だから、大勢の前で話すなんてもってのほかだったんです)

これまでの経験上、その過ごし方は、

自分のことを充分に知ってもらうことができず、

初回から関係性の構築が難しく感じていました。


そんな緊張をしてしまう時に大切なことは、

あらかじめ自分の中でどんな精神状態を準備しているかです。

多くの人は、かつての私と同じように、

準備していないことが多いんです。


具体的には、私の場合、人の前で話をするときは、

「私はこのことについて経験があるしとてもよく知っている」という状態や、

「私は今この瞬間に集中している」という状態、

ほかにも

「私は今この場所に立つことができてとてもうれしい」という状態をもって、

人前に立つことをセットしていました


心の扱いを学んでからは、

行動をしていく前に、自分の精神状態を管理すること、

それも特に初めての人に会う時や、人前で話すときには、

とても大切にしています。

すると、

不思議と準備もきちんと整い、夜も眠れるようになりました。


セッションでは、そのステートマネジメントについてもご提供しています。

大切な会議が控えている管理職の方、

あるときは、

営業でお客様に商品の説明をするのに緊張してしまう

営業職の方や自営業の方がいらっしゃいます。

たいていそういう場合は、

自分の緊張する部分にのみ気を使って、

緊張しないように準備をとことんされますが、

同時に緊張に支配されてしまい、

他のこと(ふるまいや声の出し方、効果的な話し方)に

意識が向きにくくなりがちです。

本当はその会議や営業で何を達成していきたいのかを明確にし、

その軸を中心にステートマネジメントを行うと、

驚くほどに会議や営業の成果が変わってきたりします。


また、

「わかってはいるんだけど、行動に移すのが難しいんだよ」と

感じていらっしゃる方にもおすすめです。

何が止めているのかを明確にして、変化をつけ、状態を管理していく。


ココロのメガネ屋のコーチングは、

お客様が私にどうかかわって欲しいかを明確にして、はじめていくのですが、

心の扱いについては、上記のようなサポートもさせていただいています。

サポートが必要な方はどうぞお問い合わせください。

ココロのメガネ屋 トランスフォーメショナルコーチ 松下並樹(まつしたみき)

自分で自分をケアできる時代を目指す。 ココロのメガネ屋はセルフケアを目指す人のサポートを行っています。

0コメント

  • 1000 / 1000