3月を振り返って思うこと:セルフイメージの影響の強さを思い知る


 

めちゃ長いです。3658文字。結構大切なこと書きました。時間のある時にどうぞ。

 

3月から本格的に1年間休止していたトランスフォーメーショナルコーチとしての仕事を再開し、

ありがたいことにお客様にも恵まれて、仕事と生活のバランスがなんとなくつかめてきた。

 

月曜日から金曜日の10時~15時をセッション、

土日はワークショップ

神取ゲストハウスは

15時チェックイン、10時チェックアウト

ゲストは一般から広く受け入れるのではなく、

知り合いが山梨で遊びたいときや、

一度訪れてくれた方のご紹介で展開していけたらいいなと思っている。

 

友達の場合、宿泊費はどうする?というテーマで何度か話し合った。

これは、私たちにはとてもデリケートな部分で、友達とは持ちつ持たれつの関係があるから、どうしようか?と悩ましいところ。その一方で、この場を整えるために多額の投資してきて、人が宿泊できるように調整してきたのと、実家のような家とは別に、様々なモノ、コトをお客様目線で調整してきているので、いただくことにしている。

 

とはいえ、ここで生活もしているから、生活感もそれなりにある。なので、ご興味がおありの方は、親戚のおうちに遊びに来る感覚で来ていただけると嬉しいし、私たちも気負うことなく、日常の快適な生活空間を提供できたら、もっとうれしい。

 

そんな感じにイメージがだんだんと固まってきた。

 

ゲストがいないときは、コーチとしての内容を深める時間や、畑仕事、とにかく自分の暮らしのための時間に使っている。

 

そんな生活を続けてきて、ここ最近本当によく思うのは、セルフイメージ(自己認識)の影響力の強さを改めて感じている。

 

自分はどういう自分なのか?ということって、普段意識に上がってこない部分。

 

けれど、日常なんとなく、望んだとおりにならないということが起こっていたり、あるいは、結構いいところまで行くんだけど、最後にどうしてだかダメになる。

 

こういうことが人生を通して何度か繰り返されている場合は、自己認識を気にした方がいいかもしれない。

 

自分を馬鹿だと思っていると、自分を馬鹿にする人が現れるし、

自分には価値がないと思っていると、価値がないことを経験させてくれる人が現れるし、

自分は役立たずと思っていると、役立たずを証明してくれる人が現れ、悲しみや絶望を感じているときに肺の機能を低下させることを起こしたりする。

 

たいてい自己認識は幼少期に作られる。あるいは、衝撃的な出来事から強力な信じ込みが形成され、そこから自己認識に影響をもたらす場合もあるように感じている。

 

そんなだから、まさか古い過去の記憶が影響しているなんて思いもしない。

 

たいていは幼少期に作られているものだから、大人になって、日常的に“自分は○○だ”なんて意識していることもなく、だけども日常的に起こる現象に対して、自分自身に対してふがいなさを感じていたり、他人に対して非常に強い怒りを持っていたり、そもそも“仕方がないよね”とあきらめていたりする。

 

3月に入り、ドネーションでセッションをし始めてから、“勇気を出して現実を変えていこう”という人のご縁が増えた。そして、本人たちが自分の思考が変わっていっているという実感を得ていると報告いただくときは、「そりゃそうでしょ」と思う。なんでも主体的に取り組むし姿勢が、本人に現実に対しての責任を取らせ、変化を作らせていくからだ。

 

こういった方とご縁が持てたことを経て、ドネーション(あなたが支払いたい価格)にしてもいいなと思ったので、4月も継続することにした。未来を見据えて変化を作り出していこうとする人のサポートは、エネルギーの循環が非常に気持ちが良い。そして、自分の人生の変化の価値を自ら価格設定して、私に支払っていただくことで、自分基準が育っていくのではないかと、ひそかに思っている。

 

向き合うということは、時にしんどいこともある。

苦々しい経験や目をそむけたくなる経験の中に、未来に続くための気づきを見つけなおすには根気が必要とされる。もちろん感情が発火しないようにこちらもいろんな対応はしていくんだけど、それ以上に本人の“見つけるんだ”という主体的な意欲が必要になる。

 

私自身、父と母の関わりによるゆがんだ自己認識を身に着けていた一人だ。

私はとにかく両親に愛されて育った。“なんでも自分の意見を言える子に”と育ててくれたおかげで、自分への信頼度が高く、“自分が一番正しい”と、間違った認識を形成してしまっていた。おかげで人間関係に関する様々な二度としたくない経験をたくさん積ませてもらえた。今でこそ克服してきているけれど、他人に対しての批判精神が旺盛で、すぐに他人を評価してしまうところがあった。そして同時に自分に対しても完璧さを求め、完璧に用意できてなければ物事を動かせなくする癖が存在していた。(チャレンジなんてとんでもない!私が心の中で他人に対してやっていたような批判を他人からされたくなかったのだ)。

 

心の勉強をしても最初のころは、マインドリーディング(心を読む)がひどすぎた。マインドリーディングはたいていそれを行う人のフィルターを通して行われるので、本当の真実からはかけ離れることが多い。本当の真実は本人の中にしかないのだ。本当の意味で、心を読まれるなんてことはあり得ないと私は自らの経験から学んだ。相手をあるがままに見てあるがままに聴けるようになってきたのは、ここ数年の事。

 

様々な人間関係を通して私は物事を良し悪しなく見るすべを磨くために、わざわざ私の言うことを尊重して大切にしてくれる両親のもとに生まれ、わざわざ“自分が一番正しい”という誤解をしたまま成長し、その自己認識をしていたがために、心の中でいつでも他人を批判して、あるいは当人にどれだけそれが間違っているかを伝えたりして、同時にその批判の分量で自分に対しても良し悪しの評価を強く強いていたことを行い、自らくたびれていった。書いててウケる。

 

一番面白かったのは、小学校3年生くらいの時に、道を横断しようとして、「右みて、左みて、右みて渡れ」というのを学んでいて、言われたとおりにして道路を渡ったら左から来た車にはねられ飛んだ。ちょうど渡った道路は、左側30メートルほど行けば、T字の交差点だったのだ。すぐに両親が駆け付け、救急車に乗り、病院に搬送され、診察後、警察のおじさんに「右みて、左みて、右みて渡った!」と、めっちゃ一生懸命自分の正当性を話していたことを覚えている。警察官は苦笑いで聞いてくれていた。大事がなかったからよかったものの、あの事故は、間違いなく気づけというサインを送ってくれていたんだとこれを書いていて思う(笑)。けれど、事故が自己認識の持ち方、間違っているよという風に教えてくれていると、小学生の自分には考えられなかった。

 

今は、出来事の裏側に潜む前提や背景を見つけて変化を作っていくことを行っている。通常コーチングは未来のゴールを設定して、並走していく仕事なんだけど、トランスフォーメーショナルコーチは、変化に必要なポイントを見つけたら、五感を活用して過去の記憶に変化をつけ、未来に役立つ自己認識や信じ込みを育てなおす手伝いを行っている。

 

人生いろいろ。本当にそう思う。同じような出来事を起こしていても、そこから生まれる信念は人それぞれ。同じような家庭環境に居ても、セルフイメージは様々に形成される。日常に起こる出来事が、どんなメッセージを持っているのかを共に見つけていくのは、結構楽しい。なぜなら、出てくるものは、みなそれぞれに違うし、セッション中にふと、ある過去のことを思い出して、まるで潜在意識が“これを扱って”とでもいうかのように話が展開していくからだ。そして、たいてい、まさかここにつながるなんて思ってもみませんでしたというご感想をいただくことが多い。それには、私もです(笑)といつも答えている。だって、本人の中にしか答えはないから。このセッションが楽しいと感じるのは、未来をよくしていこうという前提のもとに、セッションは進み、未来をよくしていくという意図を経て現実は変化を始めるからだ。

 

どうなりたいのか?これが結構大事な部分。そして、どうなりたいのかを見つけるのが難しい人もいる。思考の型が過去基準で未来基準を育ててない人に起こりやすい。ここにも自己認識が存在する。(長くなるのでここで書くのはやめとこうと思う)

 

先日、私がやっていることは“天職”ですね。と言ってくださる方が現れた。眼鏡屋をしている時も、別の方に言っていただけたことがあったけれど、コーチになって言われたのは初めて。その言葉を聴けて、いっぱしのコーチになってきたかなと感じた3月だった。

 

4月もドネーションにてセッションを受け付けています。時間は平日10時~15時まで。ご希望の方はメッセージにて受付しております。

あなたの貴重な時間を使って

最後まで読んでくださって、どうもありがとう。

↑セッションルーム パワールームになってる感じ

オンラインでもセッションはしていますが、

山梨まで来れるなら、対面がおすすめ。

ココロのメガネ屋 トランスフォーメショナルコーチ 松下並樹(まつしたみき)

自分で自分をケアできる時代を目指す。 ココロのメガネ屋はセルフケアを目指す人のサポートを行っています。

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